僕とキャンプの物語〜原点は父と、小さな再会から始まった〜
はじめに
忙しい毎日、気づけば時間があっという間に過ぎてしまいます。そんな時、僕は小さい頃に父と過ごしたキャンプの時間を思い出します。自然の中でゆったり過ごす時間は、ただのレジャーではなくて、心が満たされる大切なひとときでした。

小学生時代のキャンプ体験と遠ざかった日々
アウトドア好きな父親に連れられて、初めて自然の中で過ごしたあの頃のワクワクは、今でも鮮明に心に残っています。父は火起こしや飯盒での炊飯、カレー作りも手際よくこなし、川の冷たい水でスイカを冷やして食べるのが僕たちのキャンプの日課でした。
ですが、父が体調を崩してしまい、キャンプに行けなくなってからは自然から遠ざかり、社会人になってからはアウトドアとは無縁の生活が続きました。

大人になってからの再会、そして家族とのキャンプ
奥さんと付き合い始めたころ、たまたまキャンプに行く話が持ち上がりました。最初はコテージでのキャンプでしたが、久々に自然の中で過ごす時間を楽しみました。昔の記憶が蘇り、「もっとゆっくり丁寧に過ごしたい」という気持ちが芽生えました。
そこから本格的に家族キャンプを始めましたが、最初はトラブルも多かったです。いきなり大きなテントを買ってしまい、設営に2時間かかって妻とケンカしたり、炭に火がつかず結局カップラーメンを食べたり、ランタンを忘れて真っ暗な中過ごしたこともありました。夜中に子どもが体調を崩して焦ったこともあります。楽しいだけではなく、失敗や困難もたくさんありました。
それでも、子どもたちの自然の中での無邪気な笑顔や、少しずつ手伝えるようになる姿を見ていると、成長を感じるとともに、彼らが元気に生きていてくれること、そして父親をやらせてもらっていることへの感謝の気持ちが自然と湧いてきます。

子連れキャンプがもたらすもの
妻と二人だけの時は、食事にこだわり、ゆっくりと時の流れを感じるキャンプが楽しめます。しかし子連れキャンプはそうはいきません。準備も大変で、思うようにゆったりできないことも多いです。
ただ、家族で過ごす時間の尊さは何にも代えがたいものがあります。自然の中で遊ぶ子どもたちの笑顔、疲れてぐっすり眠る姿、彼らの成長を間近で感じられる喜びは、忙しい日常を忘れさせてくれます。
最近はSNSなどで華やかなキャンプ写真が溢れ、最新のギアやスタイルが注目されがちですが、「キャンプは道具なんて何でもいい」「高価な道具は必要ない」という意見もあります。趣味の世界だからこそ、人それぞれ大切にしたいポイントが違っていいと思います。
道具にこだわるのもよし、食事を楽しむのもよし、時間の流れを味わうのもよし。自由に、自分たちが一番楽しいと思えるスタイルで楽しむのが一番です。
ただし、忘れてはいけないのは、自分や家族を大切にするのと同じように、周囲の人や自然も大切にすること。迷惑キャンパーの話もよく聞きますが、「お互いさま」ではなく、お互いを思いやる気持ちが根底にあれば、誰もが気持ちよく楽しめるはずです。

キャンプがもたらす心の豊かさ
キャンプは僕にとって、心のリセットボタンのような存在です。家族と過ごす何気ない時間や自然の息吹を感じるひとときが、日々のストレスを和らげ、心を豊かにしてくれます。
親として子どもたちの成長を見守りながら、一緒に過ごす時間が増えることで、僕自身もまた新しい発見や学びを得ています。そんな場所が身近にあることは、本当にありがたいことだと感じています。
おわりに
昔の思い出が原点となり、いまでは家族みんなでアウトドアライフを満喫しています。これからもいろんな場所で、キャンプの楽しさや豊かさを感じ続けていきたいと思います。
今後は子連れキャンプの準備や便利グッズ、失敗しないためのポイントなども詳しく紹介していきますので、ぜひまた遊びに来てくださいね。
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