【徹底レビュー】SEA TO SUMMIT Evacドライバッグ8L・13L|テント泊登山から子どものキャンプまで使える万能防水バッグ

登山・アウトドア・キャンプ

テント泊登山の大敵といえば「濡れ」。結露で濡れたテントや、雨に打たれたレインウェアをそのままザックに入れると、他の荷物までびしょびしょになってしまう……そんな悩みを解決してくれたのが、SEA TO SUMMIT(シートゥサミット)のEvacドライバッグです。今回は実際に8Lと13Lを購入・使用してみて感じたメリットや使い方、さらに類似商品との比較まで徹底的にレビューします。

購入のきっかけ|ビニール袋では限界があった

これまで私は、テント泊登山で濡れたものをビニール袋に入れて持ち運んでいました。しかし、使い捨てなので破れやすく、パッキングのたびに袋の大きさを調整するのもストレス。ザックの中でかさばり、匂いも気になることがありました。

「もっとスマートに収納できる方法はないか?」と探して見つけたのが、SEA TO SUMMITのEvacドライバッグ。防水だけでなく、空気を抜いて圧縮できる透湿素材が採用されている点が決め手でした。正直、ドライバッグ1つに4000円近い価格は躊躇しましたが、結果的に「もっと早く買えばよかった!」と思えるほど大満足でした。

Evacドライバッグ 8L 圧縮中
8Lモデル:空気を抜いて圧縮している様子

商品概要|Evacドライバッグの特徴

  • 防水性能:耐水圧10,000mm以上、防水シーム処理
  • 透湿性能:底部が特殊なeVent素材で、内部の空気を押し出して圧縮可能
  • 軽量設計:サイズによって重量は60〜110g程度
  • ロールトップ式:3回以上巻いてバックルで留める構造
  • サイズ展開:3L / 5L / 8L / 13L / 20L / 35L
登山で使用したドライバッグの写真
実際にフィールドで使用したドライバッグ(コンパクトサイズ)

一般的なドライバッグと違うのは「ただの袋」ではなく、圧縮袋の機能も備えていること。寝袋や衣類のようにかさばるものを入れると、その効果を実感できます。

実際に使ってみた感想

1. 防水性は抜群

まず驚いたのが防水性能。テント泊で結露したテントや、豪雨で濡れたレインウェアをそのまま入れても、ザックの中は完全にドライ。実験としてトイレットペーパーを入れて水に沈めてみましたが、中身は全く濡れませんでした(長時間の水没は推奨されませんが、日常使用には十分な安心感)。

さらに追加で、着替え用のシャツやスマートフォン(防水ケースに入れた状態)でも試しました。バッグを数分間バケツに沈めましたが、やはり水の侵入はゼロ。特に衣類が濡れていないことを確認できたのは安心感が大きかったです。

2. 圧縮できるからスペースが有効活用できる

もうひとつの大きなメリットは圧縮効果です。空気が抜ける構造なので、パッキング時にぐっと押し込むとコンパクトに収まります。ビニール袋では空気が入ってパンパンになりがちでしたが、この違いは大きいです。

3. サイズ感がちょうどいい

  • 8L:モンベル「ステラリッジ」のフライシート+インナー+グランドシートがぴったり
  • Evacドライバッグ 8L 上部の様子
    8Lモデル:上から見た様子
    Evacドライバッグ 8L 底面の様子
    8Lモデル:底面の様子
  • 13L:登山後の濡れた着替えやタオル、レインウェア収納にちょうど良い。家族4人のレインウェアもすっぽり入ります
  •  
    Evacドライバッグ 13L 使用例1
    13Lモデルに収納した様子①
    Evacドライバッグ 13L 使用例2
    13Lモデルに収納した様子②

実際にテント泊では、8Lにテント一式をまとめ、13Lに濡れ物を入れて運用しました。用途ごとにサイズを分けると非常に使いやすいと感じます。

4. 登山以外でも役立った

子どもが参加したキッズキャンプでは、川遊び後の水着や濡れたタオルをEvacに入れて持ち帰りました。リュックの中にそのまま入れても水分や匂いが漏れず、バス移動中に他の荷物を汚さないのが本当に助かりました。子ども自身も「これなら気持ち悪くない」と喜んでいて、親としても安心できました。

サイズ別おすすめの使い方

Evacドライバッグはサイズ展開が豊富。以下は私が考えるモデルケースです。

  • 3L: 行動食、充電器、財布などの小物類
  • 5L: 下着やTシャツなどの着替え1日分
  • 8L: テント一式(フライ・インナー・グランドシート)
  • 13L: レインウェア上下や帰りの着替えセット
  • 20L: ダウンジャケット、厚手の防寒具
  • 35L: 夏用寝袋や家族用のまとめ荷物

「どのサイズを買えばいいの?」と迷う方は、まず8Lと13Lの2つから始めるのがおすすめです。テント泊でもファミリーキャンプでも汎用性が高く、失敗がありません。

類似商品との比較

モンベル ドライバッグ

2000円前後で手に入るコスパの良いドライバッグ。厚手で耐久性は高いですが、透湿・圧縮機能はなく、単なる防水袋という印象。短期キャンプや防災用には優秀ですが、長期の山行ではEvacが便利です。

SEA TO SUMMIT ウルトラシルドライサック

Evacと同じメーカーの軽量モデル。とにかく軽いのが魅力ですが、透湿素材ではないため圧縮できません。軽さを最優先したいULハイカーには良い選択肢。

オルトリーブ(ORTLIEB) ドライバッグ

カヤックや自転車旅で定番のブランド。防水性・耐久性は圧倒的ですが、そのぶん重量が重め。登山用途ではEvacに軍配が上がります。

まとめ

他製品と比較しても、登山やキャンプにおける「軽さ+透湿+防水」のバランスはEvacが最も優秀だと感じます。価格はやや高いですが、毎回の山行でストレスが減ることを考えれば十分に元は取れる投資です。

注意点・デメリット

  • 完全防水ではない(長時間の水没には非対応)
  • 価格が高め(約4000円)
  • 圧縮する際はしっかり空気を抜くコツが必要

これらを理解した上で使えば、特に不満はありません。実際に半年以上使っていますが、縫製のほつれや劣化はなく、耐久性は十分。むしろ「もっと早く買えばよかった」と思えるほど快適でした。

ネット上のレビューでも「登山後の濡れたテント収納に最適」「カヤックでも問題なく使えた」といった声が多く、利用者の満足度は高い印象です。

他シーンでの活用アイデア

Evacドライバッグは登山だけでなく、日常生活でも大活躍します。

  • 雪山登山で濡らしたくない防寒具の収納
  • 子どものキャンプやプールなど習い事での濡れ物入れ
  • 旅行時の洗濯物や濡れタオル収納
  • 防災グッズの防水収納袋として

まとめ|Evacドライバッグは「濡れ問題」を解決する最強ギア

テント泊登山の結露対策やレインウェア収納、子どものキャンプ用など、「濡れたくない」「濡らしたくない」というアウトドアの悩みを一気に解決してくれるのが、このEvacドライバッグでした。価格は少し高めですが、その価値は十分以上。サイズ展開も豊富で、使い方次第で登山から日常生活まで活躍の幅が広がります。

これまでビニール袋で頑張っていた方にこそ、ぜひ一度試してほしいアイテムです。アウトドアの快適さが一段階アップすること間違いなしです!

購入リンク

今回レビューしたSEA TO SUMMIT Evacドライバッグは、サイズ展開も豊富で用途に合わせて選べます。私は8Lと13Lを購入しましたが、3Lや20Lなどもラインナップされています。

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