空冷VWを買う前にチェックすべき5つのこと|後悔しないために
「空冷のビートルやバスに乗ってみたい!」と思ったあなたへ。
ワクワクする気持ちはそのままに、ちょっとだけ知っておくと安心できるポイントを、経験者目線でまとめました。

1. 錆(サビ)は空冷VWの宿敵
ボディの見た目がキレイでも、床下やフェンダーの内側がサビサビ…なんてことはよくあります。
とくにフロアパン(足元)やホイールハウス、バッテリートレイ周辺はチェックしておくと安心。
表面的なサビならOK。でも穴が空いてたりすると、板金修理で数十万円かかることも。

2. エンジンやミッションの調子
「ちゃんと走るか?」は当然大事。でも空冷VWは多少クセがあるのが普通だったりします。
異音がないか、オイルが漏れてないか、シフトチェンジはスムーズか。
試乗できるなら必ず一度走ってみて、「この感じ、大丈夫そうかな?」と感じられるかどうかが大事です。

3. 電装まわりは要チェック
古い車なので、電装系も不安が出やすいポイント。ライト、ウィンカー、ワイパーなど、普通に動くか確認を。
変な配線がぐちゃぐちゃになっている車は、あとからトラブルが出やすいです。

4. 書類まわりも意外と大事
見た目は良くても、車検証や名義などに問題があると、登録できない・車検に通らないということも。
並行輸入車だったり、構造変更されている場合もあるので、書類は一度確認しておきましょう。

5. 整備履歴や前オーナーの管理状況
前のオーナーさんが大切にしていたかどうかは、意外と車の雰囲気に出ます。
整備記録簿があると安心だし、どこのショップで診てもらっていたかも、地味だけど大事な情報です。

🌟 それでも最後は“感覚”だったりする
これ、ほんとによく思うんですが……。
「値段が高い=いい車」って、限らないんです。
カスタムされてるからって安心できるわけでもないし、自分が前に乗ってたビートルはローダウンされすぎてて、乗り心地最悪。結局ノーマルに戻すのに20万円くらいかかりました。
カスタムが悪いわけじゃない。でも、できるだけ最初はノーマル車両の方がリスクは少ない気がします。
🚘 「なんかこの車、いいな」って思えたら
ちょっと調子が悪くても、「せっかくだから直してみようかな」って思えたら、それはもう、あなたはVW沼の入り口に立っています(笑)
自分のワーゲンバスも、実は気になるところはいろいろあります。でも、ショップの人や空冷仲間に見てもらうと、「すごくいい車だね」って言ってもらえる。
これまでに何度も「手放そうかな、やっぱハイエースか…」と思ったこともありました。
でも考え直すたびに「やっぱこれじゃないと」ってなるんですよね。
気にしすぎると疲れちゃう。
でも、手がかかるほど愛着がわく。
そんなのが空冷VWの世界なのかもしれません。

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