空冷VWオーナーの第一歩!納車時~納車直後にやっておきたい6つのこと
ついに空冷フォルクスワーゲン(ビートルやバス)が納車!
ワクワクの一方で、「このまま家に帰って大丈夫かな?」「すぐに何かあったらどうしよう…」と不安もありますよね。
空冷VWは現代車と比べてクセがあるぶん、納車当日とその直後にやるべきことがいくつかあります。

この記事では、空冷VW歴のある筆者が納車当日〜数日以内にやってよかったこと/やればよかったことをリアルな体験とともにご紹介します。
① 納車時に「補償内容と不具合時の対応」を確認しよう
まずは冷静に「万が一のときの約束ごと」を確認しましょう。
- 初期不良の対応期間(例:1週間以内、100km以内など)
- 不具合があったときの連絡方法
- 修理対応の可否(持ち込みか? 引き取りか?)
② 納車後すぐには帰らず、ショップ周辺を試走しよう
いきなり出発せずに、ショップの近くを15〜20分ほど走ってみましょう。

筆者は、修理完了後にそのまま帰ろうとした際、直進しているのにハンドルが右を向いていてびっくり。すぐに引き返してトー角調整ミスが発覚しました。
- ブレーキの左右差
- ハンドルのズレ・違和感
- アイドリングの安定感
③ 自宅に着いたら、オイル量と漏れをチェック
空冷VWではオイル管理が非常に重要。エンジン停止後しばらくしてから確認しましょう。
- 冷間時にオイル量を確認
- 駐車場に紙や段ボールを敷いて漏れチェック
- においや色にも注意(焦げたにおいは要注意)

④ 自宅周辺で30分以上の試走を
ショップからの帰路だけでなく、いつもの道での挙動も確認しましょう。
- 坂道や渋滞でのクラッチ操作
- 発進時の息つきやギアの入り
- 停車中のアイドリング安定性
⑤ 翌朝にもう一度エンジンをかけてみよう
冷間時の始動不良や接点トラブルは、空冷VWあるあるです。
- セルの勢いが弱い
- ウインカーやライトの作動確認
- ヒューズ切れや接点不良の初期症状に注意

⑥ ガソリンの種類と給油のしかたも確認を
ビートルやバスは給油口の位置も特殊で、最初は戸惑うかもしれません。
- 給油口の開け方やキャップの構造
- 燃料計はあてにならないこともあるので距離管理を
- 基本はレギュラーガソリンでOK
わたしはノーマルエンジンにはレギュラーを使っていますが、以前乗っていたチューン済みビートルではショップの方針でハイオクを入れていました。
このあたりはエンジン仕様やショップの考え方次第です。納車時に確認しておきましょう。

+α:今後の整備を任せる「主治医」が別なら早めに点検へ
納車元のショップと、今後整備を任せる「主治医」が異なる場合は、できるだけ早く点検を。
- 初期の不具合(ステアリングのガタ、二次エアなど)を発見できる
- 今後の整備方針を相談しやすくなる
最後に|「不安をゼロにする」ではなく「不安とうまく付き合う」気持ちでトラブルは「起こる前提」で、楽しむ気持ちを大切に
空冷VWは、たしかにトラブルが起きる可能性もあるクルマです。 でも、壊れる=失敗ではありません。 むしろ、それを経験しながら「乗りながら学ぶ」のが空冷オーナーの醍醐味でもあります。空冷VWはトラブルが起きるからこそ、愛着も深まるクルマです。
納車時〜納車後にやるべきことをしっかり押さえたうえで、 構えすぎず、でも油断せず。 そんなスタンスで、空冷VWとの素敵な日々を始めてみてください。納車時のチェックをしっかり行い、慌てず・構えすぎず・楽しみながら乗っていきましょう!

👉 関連記事もどうぞ:
空冷VW、実際いくらで買えるの?初心者向け購入ガイド
購入前にチェックすべきポイントとは?
コメント